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前回の続きです。
では地域再生、どうすればいいのでしょうか。 僕は結構悲観的だったりします。 たぶんこれまでの延長のような方法を続けても、 根本的な解決にはならないような気がします。 先延ばしも、もう限界でしょう。 日本人すべての人々の意識が変わる、 大きな価値観のパラダイムシフトが必要なのかもしれません。 これは、言葉でいうほど簡単なことではなく、 明治維新、第二次世界大戦の終結等、 よほどのことがないかぎり叶わないことなのでしょう。 その前には、生みの苦しみ、悲惨な時期があるのかもしれません。 昨年の3・11がそのきっかけ、スタートになるかと思いましたが、 どうやら驚くほどすみやかに日常がもどってきました。 見ない、聞かない、無かったことにしたい・・・ でも、たとえば年金問題ひとつとっても、 20年後に今のような議論が、 このまま延々と続いてるとは思えないですよね。 破綻するにせよ、新制度が始まっているにせよ、 このままということはありえない。 僕には、どう転ぶかわかりませんが、 大きな変化はすぐそこまで来ているような・・・ PR |
前回の続きです。
「 小規模・高齢化集落の現状と課題 」 図書館などで、90年代前半ぐらいの、 この問題についての本を読んでも、 「 あと10年もすれば・・・ 」 「 10年後には・・・ 」 と、書かれています。 今も、もう10年もしたら・・・ と言っていますよね。 でも実際は、結構しぶとく地域は残っています。 一度は出たものの、都会に合わなかったり、 定年で帰村する人が大勢いるのかもしれません。 農村が、 都会の雇用調整の役割をはたしていたのも事実でしょう。 状況が進んでいるのは間違いないですが、 そのスピードは意外と予想よりゆっくりだったのでは。 では、今後もそうでしょうか。 僕の住む地域で同年代か、それ以降の年齢の人で、 農業をやったことがない、という方が結構います。 畑も田んぼもあるのにですよ。 小学生には農業は手伝わせない、という話もききます。 都会で就職するのが前提なのでしょう。 仮にそういう人が帰ったとして、 土地はあっても耕作放棄地、 技術を憶え、作付けできるまでにするにはかなり大変です。 農業が無理だとすると、 都会でさえ仕事が少ないのですから、田舎ではもっと深刻です。 家はあっても、築50年、60年はざらですし、 傷みが激しく、町で暮らしてた人には建て替えが必要だったり。 内子に帰ったものの、住むのは町中心部、 農業は通いで、というのもよく聞くパターンです。 10年、15年前と違って、 帰りたくても帰れない、ということになってゆくのかもしれません。 農業人口の年齢構成をみると、 あと10年といわず、一気に減少する気もしますが・・・ |