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農業を始めて最初にとまどったのは畑の広さでした。農業は基本反単位で考えます。一反が10アール。1アールが30坪ですから、1反は300坪になります。300坪の真ん中に立ってみればわかりますが、普通の感覚では広いですよ。小さな家なら10軒近く建つかも知れません。
10反で3000坪。これが1町=1ヘクタールです。米なら最低10ヘクタールぐらいは作らないと生活できませんからね、いかに広いか。一畝15メートルとして、2列30センチ間隔で定植していけば、一反で何畝、何株必要か出ます。ちなみに僕のハウスでは、一回にレタスが500株植えられます。 苗も自分で立てますから、128穴のセルで、予備も含めて5枚に種まきします。たかだか2反の農業でも、季節になるとポットも合わせればかなりの量の苗が並びます。 肥料は、基本的に元肥に鶏糞、追肥に米ぬか、油粕のぼかしを使います。メインの作物の準備をする時は、鶏糞も30から50袋単位で購入します。50袋ですと、15キロ×50で750キロ。軽トラもきつい坂では登りませんね。 ぼかしも一回に作るのが70キロ分ぐらいかな。発酵に夏で20日ほど、今なら一ヶ月以上かかりますから、年中作り続けることになります。 仮に鶏糞450キロとして30袋、これを車に積んで畑に持っていき、降ろして運び、撒いて行くのですから結構体力がいります。そして管理機で耕し畝をたてます。そして、種まき、定植。うまく育てば間引き追肥と、 農業はこんなことの繰り返しです。1 株づつ追肥するとハウス500株で3時間。間引き草取り中耕、一畝2時間という感じでしょうか。 で、収穫です。 今はレタス中心ですからそんなに時間はかかりませんし、軽いですから楽ですが、これが白菜やきゃべつとなると大変です。なんせうちの白菜は4キロぐらいはありますからね。一回に30個から40個収穫します。一個づつ虫食いや痛みを確認、きれいにして袋詰め出荷です。 折り畳みコンテナに6袋づつ入れて5、6個。他の野菜も合わせれば、軽の乗用がびったしうまります。バーコードを張って棚に並べて終了。売り上げは野菜の出来や時期によって変わりますので、だいたいの単価×個数で考えてください。50個が100円で売れれば5000円。全部売れればですが。 前回と今回は、量を中心の話でしたが、続いて販売、農法なども書いてゆきたいと思っています・・・ PR |
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