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【2024/11/27 05:30 】 |
田舎で、農業で暮らすこと 3
販売です。


僕は現在、9割は 道の駅 からり 中心に出荷しています。松山のレストランやスーパーにも出していますが、これも からり を通してなので、ほぼ全部が からり といえます。リスクを考えればとても危険なのですが、他にまわす野菜が足りない、現在の注文に応えるだけで精一杯です。作ればまだまだ売れるのですが、なかなかそうもいきません。

内子に来て、研修施設で野菜を育て、出し始めた時は一日の売り上げ500円、600円とかでしたから思えば雲泥の差です。僕以前に入った移住者の何人かも出荷してましたが、みんな撤退、誰ひとり残っていません。何が違うのでしょうか。偉そうに言うのもなんですが、僕からみれば、彼ら彼女らのやりかたでは売れないだろうなあ、と思います。

作りました、並べました、それだけで売れる時代ではないですよね、特に有機野菜ですし。無農薬だから、有機だから、不格好でも高くても当然。わかってくれない客が悪い、そんな客に売りたくない、いろいろ言いますが。結局直売所ですからね。


戦略的には、まず からり でのポジショニングから考えました。
ちょっと高いけれども、きれいで美味しい、そのうえ安全な野菜を出している。そんな位置取りをするには。

まず名前をおぼえてもらうことからスタートです。フルカラーでPOPを作り、シールを貼って、とにかく少量でも出荷し続ける。来た当時は徹底的に移住者です、札幌から来ました、これで押し通しました。

出す野菜の選別を厳しくして、きれいに袋詰めする。手間はかかりますが大きなポイントです。野菜なんだからこれぐらいでいい、ではありません。自信のある自分の商品だと思えば、きれいに見せたいと思って当然です。正直なはなし、うまくできた有機野菜はおいしいですから、まず一度買って食べてもらうのが一番です。

他のイベントや集まりでも、なるべくPRはあたりまえ、とくに注意したのは内子町以外には出さない、からり 中心だということ。そうすることで、町の応援してくれるひとが出てきます。

他には負けない得意な野菜を持つこと、無農薬認証を取ること。目先にこだわらずリピーターを重視すること、商品のファンを作ること。


よく差別化といいますが、簡単にいえば他とは違うなあー ですよね。
その商品を買う意味付けができれば売れます。まあ一番簡単な差別化は値段です。他より安ければ売れます。しかしこれをやり出すと泥沼です。誰でもできますから、値下げ競争が始まります。

結局今の体制は、他に出てるのが少ない時期に、自信のあるもの中心にだす。

きれいで美味しくて安全、そのうえ認証で安心、ビックリする値段でもない。
売れますよね・・・







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【2014/02/06 09:51 】 | 暮らし | 有り難いご意見(0)
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