ショックなニュースです。
小松左京が亡くなりました。
もう40年ちかく前になるのですね。
中学生になって小説を読み始めたのが、
まず小松・筒井・星のSF御三家でした。
SFという惑星を、
星 新一が発見し、
小松左京が、コンピュータ付きブルドーザーで整地、
その道路を、筒井康隆がスポーツーカーで走ってる、
という懐かしいたとえがありましったっけ。
この後平井和正に出会い、田中、山田、夢枕etc,etcと
SFにのめりこんでいくことになります。
宮崎 駿もそうですが、
今はPANTAに影響を受け、
ニヒリズムよりの考え方になってしまいましたが、
当時は小松左京の楽天的なところが好きでした。
「人類はそれほど愚かではない」
いろんな問題も、いずれ知恵と技術で解決できる、というものです。
たとえば、今騒いでるエネルギー問題にしても、
常温の超伝導物質が発見されれば、
ごろっと変わることは間違いないのですが・・・
冥福を祈ります。
未完の 「虚無回廊」
ほとんどの本は引越しのとき
処分してしまったのですが、
小松左京では、
これを残しました。
始まってすぐ、人間がまったく出てこなくなる、
人口知能 AIが、宇宙の中心を旅する話です。
「日本沈没」 があまりにも有名ですが、
「果てしなき流れの果てに」 や、
鉄を食う人間 「にっぽんアパッチ族」 なんてのが、忘れられないです・・・
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