木・金曜日 グリーンツーリズムの研修で、しまなみ海道に行ってきました。
今年は、伯方島と大三島、
二島に分かれての研修となりました。
僕は大三島で、有機農業とGTの農家民宿をやられている
「べじべじ」 さんのコースを選びました。
研修の内容は、他の地域のGT体験を実際に経験し宿に泊まり、
それぞれを評価するというものです。
同業者を受け入れるしまなみの方々は、
さぞやりにくかっただろうと思います。
「べじべじ」さんの体験は、
「有機農業入門講座」
ごらんのように紙芝居風の
楽しい解りやすいものでした。
いつもは小学生相手が多いそうですが、
とてもお話上手で、ところどころ笑いを交え、大人でも充分オッケーです。
「べじべじ」の、越智覚行さんは大阪からのIターン。
なるほど、関西人。
笑いをとるのは、関西人の本能・習性みたいなものです。
畑を案内していただき、
とりたて生の野菜を食べたり、
有機栽培の生態系や循環などを
解りやすく体験できるものになっていました。
最後は畑をはなれ、
雑草や虫のおはなし。
やたら詳しいなと思ったら、
好きなんだそうです。
だから、そういうことが楽しくて仕方ないという気持ちが、
びしばしと伝わってきます。
だんご虫のオスとメスを見分けられるそうです!
ここからは僕個人の研修です。
小さなハウスを数棟。
野菜は3反、米・果樹を合わせて合計8反、
ひとりでやっておられるそうです。
ハウスの中は不耕起。
びっしりと稲藁を敷き詰め、
肥料はなまごみを使ったぼかし。
作が終わるごとに分解の進んだ、
畝間の藁を畝の上に乗せるだけだそうです。
藁をどけるといろんな虫がわんさか、良いですねー
真っ黒でふかふかの土でした。
今回のGT研修で、一番充実したのは僕ではないかと思うぐらい、
いろんな発見とヒントになりました。
これも面白い。
たまねぎだそうですが、
もみがらはともかく、
この時期にビニール。
なぜだか聞くのをわすれましたが、
天気がよければ温度があがりすぎない?
今回はGTで目的が違いましたが、
こんどはゆっくり他の畑を見たり、
農業についての話を聞きにいってみたいものです。
宿泊は4~6人ずつに分かれていろんな宿に。
僕はもちろん「べじべじ」
築100年の古民家を改造されたそうです。
夕食は囲炉裏で、
有機野菜中心の食事でした。
僕はまったくアルコールは駄目なのですが、
それでも話がはずみ
気がつけば12時に。
楽しい一夜でした。
この人の面白くて好きなところなのですが、
普通古民家なら薪だと思うのですが、
なんと太陽光発電パネル。
「薪は自給できないけど、電気はできるし、あとは売るだけ」
と、おっしゃっていたような・・・
間違ってたらごめんなさい。
今話題の関電に務めていたそうで、納得。
不耕起といえば自然、自然というのかなと思ったら、
ビニールも使うし、ハウスで、潅水設備もあるし。
しかし、しっかりニワトリも飼ってるし。
みみずにこだわってるし。
本人は「いいかげん」 と言ってました。
適当とか手ぬきのいいかげんではなく、
「良い加減」 だそうです。
ふむふむ・・・
いずれまた、
遊びにいかせてもらいます。
遊んでるだけではありません。
2日目は10時から
昼食をはさんで4時まで、
びっしりと研修です。
体験内容と、宿泊した宿、
グループに分かれて
課題ごとに評価、意見を出し合い、
発表します。
それをとおして、
自分たちの体験内容やサービス、価格等まで考えてみようということでしょうか。
疲れましたが、役にたった研修でもありました。
来年は内子で開催だそうです・・・
川のように流れる
潮流も見てきました・・・